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私の温室

7坪程度の温室は趣味を楽しむのに適当なコンパクトサイズです。
センサー管理で30度を超えると二台の換気扇が回り、6度を下回ると灯油ヒーターの暖房が入ります。
ハウス内の空気を循環させる為の2台の扇風機は回しっぱなしで、だいたい2年で壊れ、その都度交換しています。
​ハウス内が30度を越えると自動で回る換気扇の方は丈夫ですが昨年一台は壊れたので新調しました。12月に入ると6度を下回りはじめ、3月に入るまでの3ヶ月間で年間の灯油代は6万円程度です。
ビニールはダブルで遮光は50%、当初導入していた自動潅水システムはウォーターハンマーで水道管が破裂し早々に故障し、以来週に 1~2回の水遣りを植物たちの顔を見ながら手作業で行っています。
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ブロメリア

パイナップル科(Bromeliaceae)の単子葉植物の科で、ブロメリア科という言い方は学名そのままの呼び方で、アナナス科とも呼ばれています。

パイナップル科、ブロメリア科、アナナス科は、同じ科を差す違う言い方です。

スーバーマーケットで見かける食用パイナップルから観賞用のチランジア等、60属1400種がブロメリア科に包括されています。

​当サイトではチランジアを主にホヘンベルギア、フリーセアなどをご紹介しております。

サボテン

サボテン科 (Cactaceae) の植物を多肉植物と 言う事ができますが、多肉植物はサボテンではありません。専門業者たちはサボテンと、それ以外の多肉植物、という分け方をするのが一般的です。殆どのサボテンは砂漠地帯を故郷としており乾燥に強く、高温に強い種類は多く、零下の寒冷環境でも育つサボテンもあります。南北アメリカを原産としていますが、新大陸発見以降に持ち出されてアフリカ大陸やユーラシア大陸でも繁殖しています。​

​ 右の写真はルエチー(luethyi)という、親指の頭ほどの小さなサボテンです。

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​原種の魅力

 ラン科の植物は世界に700属以上15000種、日本にも75属230種が確認されており、交配種や園芸種も含めると膨大な種があります。

山野草として日本の原生蘭も育てていますが、温室で育てているのは熱帯から亜熱帯が原産の原種の洋ラン、それもカトレアが多いです。

​大学生の頃にラン栽培を始め、途中の中断時期もありましたが通算47年目の趣味です。

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​メセン

日本語の当て字で女仙と云う漢字があてがわれたこの植物は40属以上、千数百種が知られておりメセンだけでホームページを丸々作成できるほどの多種多様にして細かい分派が無数にある多肉植物です。コノフィツムやリトープスがメセンの仲間です。​多湿な温室の中では腐ってしまうため風通しの良い前室で育てています。桃尻娘という色っぽい名前のコノフィッツムをコレクションしており、長年ナメクジに悩まされていましたが良い解決策を編み出しました。

アガベ

寒さにも、暑さにも、乾燥にも強いリュウゼツランの仲間ですから温室で育てる程のものではありませんが多湿に弱いので温室の前室で育てています。温室の前室はアウトドア用テントの前室のように雨だけを除ける傘の役目をして、風通しの良い構造です。100種以上あるアガベの中にリュウゼツランがあり、そのリュウゼツランだけでも208種あります。廃業した茶園に、最近斑入りのアオノリュウゼツランを植えたので2~3年育てば放出・出荷できます。

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​アロエ

  食用、薬用 の キダチアロエや アロエベラ、観賞用の不夜城などは雑草の如く丈夫で育て易く有名です。500種以上を確認されているアロエも色々で、この アロエはマダガスカル産のアロエ・コンプレッサ変種・ルゴスカモーサ(Aloe compressa var.rugosquamosa)です。

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​蘇鉄

  ソテツ綱、ソテツ目、ソテツ科の裸子植物は100種ほどあり、ソテツ科の全種はワシントン条約の附属書Ⅰ類に指定されているため 育てて増やしても譲渡や販売には書類 (証明書)が必要になります。

日本固有のあちこちでよく見られる普通の蘇鉄も国境を越え国外に出すことができません。

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バルブ

 球根植物をすべてバルブと分類して育てています。広義ではチューリップや水仙も彼岸花も百合もバルブの仲間に入ります。

路地でも育つ丈夫で育て易い種類が多く、日本のヒガンバナの様な三倍体(3n = 33)は不稔性で球根でしか増えず交配もしないので原種の味わいが深く、変種の二倍体(2n = 22)で稔性があるものは他の種との交配により多様な園芸品種を楽しめます。

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